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ディパーテッド(2006/米)

ディパーテッド(2006/米)_b0050473_122912.jpg1月20日公開ですが、ちょっとだけお先に試写会に行ってきました。

ご存知の通り、『インファナル・アフェア』のリメイク。
アンディ・ラウのファンなので、アンディ=マット・デイモンかい!?ってだけで、懐疑的な目で観てましたが・・・。

ふむ、ふむふむ、ふむふむふむ、
同じようなシーンや微妙に似ている効果音的な音楽にニタニタしつつ、『インファナル~』が静と動を織り交ぜた緊張感のある作品だったのに対し、ほとんど動のまま最後まで突き進みドキドキ・ハラハラの152分であった。

『インファナル~』の原題『無間道』の意味は、こちらに詳しく書かれていますが、永遠に終わりのない厳しい苦難を受け続けることになる地獄で、善人になりたいと言いつつ、やっぱり悪人のままアンディ扮するラウ刑事は、生き地獄を味わうという物語。
そして『デパーテッド』は直訳すると死者という意味だが、よりよい世界へ行ったことを暗示するという主に宗教上の用語でもあるそうで、そこでスコセッシ監督が選んだラストの展開は…

結果的に最終的にまったく違うものを作ってしまったようだが、精神性に重点をおいた香港『無間道』に対して、単刀直入な米国的切り口の本作なのだが、
それはそれでよろしいのではないかと思わせるオトリ捜査間ディカプリオのいつも辛そうな吐きそうな演技が見事だった。

要所々にかかる音楽(特にジョン・レノン!◎)も良いし、スコセッシ監督お得意のニューヨークから舞台をボストン(アイルランド移民)にしているところがキーポイントでしょうか・・・。

監督:マーティン・スコセッシ  脚本:ウィリアム・モナハン  音楽:ハワード・ショア
出演:レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/
    マーティン・シーン/レイ・ウィンストン/ヴェラ・ファーミガ/アレック・ボールドウィン

世間様の評価(特に香港オリジナルが好きな人達:含む自分)があまり良くないので、
覚悟を決めて観たのがよかったのかもしれない。普通に面白かったですのですが・・・。

  by ruiji3 | 2007-01-12 12:32 | American Movie

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